資生堂に投資する際は経理も勉強すると効果的

株主になるとその企業の資料に目を通しますが、その際に経理的な知識もあった方が売買の判断にプラスになります。例えば資生堂の株主通信では、具体的な事業の内容と共に連結財務諸表の説明もあり、連結貸借対照表や連結損益計算書が株主に提示されます。その際に経理の知識がまったくなければそこに書いてある項目や数字の意味もわからず、何の判断にもつながりません。一方、ある程度知っていれば今後自分がどう投資していくかの材料に使えます。株式投資を始めてみようという場合は、基本的な経理の知識も付けていくといいです。資生堂は化粧品の会社というイメージがたいへん強いですが、現在はそれ以外にも展開しています。化粧品は高価格帯ブランド、中低価格帯ブランド、低価格帯ブランドとはっきりと部門を分けています。ちなみに、現在は外国人観光客のインバウンド需要も多いですが、その人たちは富裕層ですから資生堂の高価格帯商品がとても人気です。そして今化粧品以外で力を入れていますのがヘルスケアです。ヘルスケア商品とは医薬品、健康食品、トイレタリーなどです。日本事業の中ですでに何割かを占めていますので、資生堂がどういう分野にどういう商品を出しているにのかも注目します。また資生堂は日本国内の化粧品メーカーというイメージでもありますが、現在は海外にも広く展開しています。日本のほかアメリカ、ヨーロッパなど全部で6地域本社体制をとっていまして、今やグローバル企業へと変身しています。特にアメリカと中国を強化していまして、アメリカではメーキャップやスキンケア、中国では中価格帯化粧品が重要分野です。投資の際、資生堂のようにもともとのイメージとは違った分野にどんどん展開している企業は、今どういう事業に力を入れているのかに常に注目していくことが必要になります。